米国ではエヌビディアがOpenAIに最大15兆円の投資を行い、OpenAIはこの資金で10ギガ(ギガは10億)ワット規模の巨大なAI(人口知能)開発向けのデータセンターを構築するというビッグニュースが入ってまいりました。
このデータセンターにはエヌビディアの画像処理半導体(GPU)が400万?500万個使われ、これは現状の年間出荷量に匹敵する規模ということのようです。
既にOpenAIはソフトバンクグループと米国のAIインフラに5000億ドルを投じる「スターゲート」計画を公表しており、両社は今回の投資を人類の知能を上回るAI「超知能」の実現に向けた足掛かりと位置付けております。
マグニフィセント7は何処でもデータセンター投資が桁違いに報告されておりますが、それだけの電力需要に既存電力が応えられるのか、メタ・プラットフォームなどは再生エネルギーで賄うとしておりますが、メタに限らず疑問符が付きます。
いずれにしても、米国は2000年のドットコム相場の再来でバブルなのか、一つの産業革命として始まったばかりだと、評価が分かれております。現状ではバブルと警戒されているうちはバブルではないと思われますが…。
東京市場もOpenAIの相方ソフトバンクグループがエヌビディアの投資を好感し、日経平均を1社で200円以上牽引する相場展開となり新高値を更新しましたが、高値更新のわりに昨日も値下がり銘柄の方が多かったようです。
内容では相変わらずAI革命から半導体銘柄が強い展開ですがこちらは総裁選たけなわであり、昨日公開の討論会がありましたが、各候補者皆さん昨年に比べると随分と歯切れがよかったと思います。
マーケットは積極財政派の高市氏押しですが、各候補者検討課題の多い中で意外にも小林氏の具体的数字を挙げての論調は目立ちましたね。与党との協力が必須ですので、ダークホースとして意外と財政を吹かすのではないでしょうか。
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