東京と大阪の証券取引所を傘下に持つ日本取引所グループは2014年7月から、主要上場100社の株式の刻みを最少で現行の10分の1の10銭にし、投資家の利便性を高める狙いです。
以前から、日本株の刻み幅は世界の主要市場に比べ、大きいとの指摘がありました。米国や英国では、株価の刻み幅は平均して0.01〜0.1%程度で動くのに対して、日本では株価が100円以下の場合、1%(1円)以上動かないと取引ができない状況だったことに対応したようです。
当初は東証1部上場企業のうち、時価総額が大きく売買が活発な100銘柄を組み入れる指数「TOPIX100」の構成銘柄を対象に、株価の刻みを小さくします。
来年1月まず、100社のうち株価が3000円以上の銘柄で、株価の刻みを縮小、来年7月から、100銘柄すべてで現行より小幅な株価の刻みにします。
株価が100円未満の銘柄は、現在は1円刻みですが10銭単位での売買となり、株価が1000円以上で3000円未満の銘柄は50銭単位に変わります。
日本取引所グループは、投資家は売買がしやすくなり、株式の流動性も高まると期待しているようですが…
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