日銀の緩和策をきっかけに円相場は一時、1ドル=103円の水準まで急速に円安が進み、株価も大幅に回復したように見えますが、戦後最長の景気回復に沸いた2007年は1ドル=130円台、1ユーロ=160円台、日経平均は1万8000円台でした。
今回の相場では、海外投資家は“日本は変わる”と見て積極的に買い越しており昨年11月からの買い越し額は10兆円近くになっておりますが、2003年からの小泉改革で相場では51か月連続で合計39兆円もの買い越しで、これに比べるとまだ序の口なのです。
しかし、さすがに株式市場は過熱気味だったのでしょう。
日経平均は7営業日で、1万3000円台から1万5000円台へと上昇スピードが早すぎたため、調整があって当然のことでした。
元々、相場というものは“叩かれて”強くなるものです。
売り叩かれた結果、市場は筋肉質になり、次の第二ステージに移っていきます。
05〜07年時の大相場のときでも、瞬時20%の調整を経て、再度上昇しております。今回も高値1万5941円示現後、1万2700円台までの押し目があっても至極当然のことで、慌てふためくことは全くないのです。
キャッチフレーズ好きの外国人投資家に云わせれば、「日銀が異次元の緩和なら、株式市場も異次元の展開になる」と云うことなのでしょう。
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