5月29日のこのコーナーでもお話をさせていただきましたが、今回の急落の要因は「短期間に急上昇し過ぎたこと」です。
4月迄に7か月連続の上昇を重ねた上に、GW明けからはさらに急ピッチとなり、これではさすがに“酸素不足”による息切れとなるのは当然です。
業績や投資の物差しであるバリュエーションを無視して、価格の騰落だけを目的にする投機的な売買スタイルはどこかで破綻するものです。いかにもやりすぎだった訳で、その意味で今回の急落はそうした投資家に株式投資の本当の怖さを植え付ける効果があったのではないでしょうか。
しかし、この調整で17倍強に跳ね上がっていた日経225ベースの予想PERは14倍台まで下がり、東証1部の騰落レシオも70%まで低下、2か月前の水準に逆戻りしたことで、相場巧者の皆様方に於かれましては、ようやく相場らしい相場に戻ると感じているのではないでしょうか。
7月21日に決まった参院選は自公が大勝すると見ております。
安倍総理は成長戦略に関して、衆参院とも磐石な与党体制となる秋の国会で投資減税などを含めた第二弾をやり、同時に「産業競争力強化法」を提出すると明言しました。
さらにこの中に、株式市場から不満の声が上がっていた法人税減税や雇用拡大策などが盛り込まれるでしょう。
日本株市場の長期上昇トレンドは始まったばかりです。
今回の急落を、チャンス到来と考えるのか、相場はもうウンザリと思うのか、儲かる投資家と儲からない投資家の違いが出るところです。
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“必中銘柄”を用意してお待ち致しております。