好材料が見向きもされない極端な悲観相場から一転、好業績期待が大きい銘柄が素直に評価される「業績相場」へと進んできました。
それを端的に表しているのが、世界で株価の予想変動率が低下していることです。日経平均株価の今後1か月間の予想変動率を示す「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)」は8日、前日比1.97ポイント低い26.93と、8月21日以来、約1か月半ぶりの水準まで下げてきました。
人民元の切り下げを機に予想変動率は上昇し、日経平均VIは一時47.01まで上昇していました。
予想変動率はオプションの取引価格から算出され、投資家が今後の株価変動の大きさをどの程度と予想しているかを示します。
しかし、米利上げの見送りや日欧の追加緩和観測を背景に、相場の先行きへの警戒感が和らぎ、落ち着きを取り戻しつつあります。
また、米株式市場の予想変動率であるVIX指数も7日に18.40と、およそ1か月半ぶりの水準まで低下してきています。
新興国経済が一段と減速するとの警戒感も和らぎ、ここからは年末に向けて「割安感のある景気敏感株」に資金を移す動きが広がっていくでしょう。
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