株式投資をしている方なら、ウォーレン・バフェットという名前を知らない人はいないでしょう。彼がリーマンショック最中の08年10月にNYタイムズに寄稿した一文を紹介します。
「他の人々が欲深くなった時は警戒し、他の人々が恐怖心を持っている時は投資の時期である。現在は恐れが蔓延し、熟練した投資家さえ身をすくめている。健全な企業も一時的に収益が低迷することはある。しかし、ほとんどの大企業は5年、10年先には史上最高利益を上げるだろう。現在、金融市場は危機的な状況にあるが、アメリカ経済そのものが破たんするわけではない。
21世紀に入ってアメリカ経済は何度も危機を乗り越えてきた。大恐慌、10回を超えるリセッションと金融パニック、石油ショックなど市場を揺るがす多くの出来事や事件があったが、「ダウ株価は66ドルから1万1497ドルにまで上昇した。」とアメリカ経済の復元力の強さを指摘しています。
さらに同氏は株価暴落で株式を現金に換えている人々に向かって「今は安心した気持ちになっているが、安心していてはだめだ。」と忠告しています。なぜなら、世界経済を待ち構えているにはインフレであり、現金の価値は確実に目減りしていくと警告しています。
また、「悪材料こそ、投資家の最良の友人である」とも。言い換えれば、悲観の頂点でこそ、最も楽観的になる必要があると云うことです。
筆者は、相場の波乱が起こった時には、このウォーレン・バフェット氏の言葉を思い出すことにしています。
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