日本人のノーベル賞受賞が続いています。特に2000年から化学、物理学、生理学・医学の科学の各分野で毎年のように栄誉に輝いていますが、意外でもなんでもありません。
受賞候補者としてリストアップされてくる日本人研究者の名前も多く、ノーベル賞候補者が現状で20人くらいはいると考えられます。
歴史的に見ても日本は科学技術を含む文化の水準が高いのです。
日本人で最初のノーベル賞は湯川秀樹博士(1949年に物理学賞)ですが、その前に受賞してもおかしくない日本人が何人もいました。
例えば、北里柴三郎氏、鈴木梅太郎氏、野口英世氏、池田菊苗氏など、今の基準であればノーベル賞の資格がありますが、当時の欧米中心の国際社会では日本の国力が低く、差別的な扱いがあったからでしょう。
ノーベル賞日本人第1号の湯川氏や2人目の朝永振一郎氏の受賞は卓越した抜群の内容であり、日本の科学はすごいぞということが国際社会の目にも明らかになってきて、次第に受賞者が増え、近年の受賞ラッシュにつながっているのでしょう。
日本では、20年前に「科学技術基本法」を作り、基本計画を立て、予算の獲得に力を入れてきました。財政が厳しくても予算を伸ばし、科学技術に力を入れようとしてきたことが成果として帰結したのです。
技術革新(イノベーション)は日本の経済成長の源泉です。国際的な競争力を持つ商品・製品には圧倒的な技術が組み込まれています。
安倍晋三首相が唱える新3本の矢で「強い経済」を作ろうとするなら、これからも今まで以上に「科学技術」で伸ばしていくことが重要でしょう。
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