信用取引で「逆日歩」がつく銘柄数が7年半ぶりの高い水準になっています。信用売りが多くなっており、先週末に比べ、売り残は約1500億円増え、逆に買い残は約8800億円も減少しています。
株主優待の権利取得にからむ決算期末特有の要因に加え、日銀の上場投資信託(ETF)買いの影響も大きいでしょう。
信用取引の売り手が利益を確定して取引を解消できないため、相場は下がりにくい現象となっており、買い方には優位な投資環境なのです。
改めてご説明しますが、逆日歩とは株を借りて売る信用売りに際し、売り手が負担する株式の借り賃のことです。貸株が不足している銘柄で発生しやすく、レートは日々変わります。
逆日歩がついた銘柄数は27日が646と、2009年4月2日(652)以来、およそ7年6か月ぶりの高水準となっております。
逆日歩銘柄は通常なら権利付き最終売買日を過ぎると減る傾向にありますが、今年は3月期末の権利付き最終売買日後に一時的に減少しましたが、すぐに増加に転じており、今後も高水準を維持する可能性が高いと云えるでしょう。
年末にかけて買い方有利の相場が続くことになりそうです。
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