技術革新を実現させるため、外部から技術やアイデアを取る込む経営手法を「オープンイノベーション」と云います。
ソニーやシャープなどの日本企業はかつて、社内で磨いた先端技術をもとに成長を遂げましたが、現在は自前の開発に拘らず、外部の技術を生かし製品開発のスピードを上げようとする企業が増えています。
市場のグローバル化や消費者ニーズの多様化、製品サイクルの短縮などが理由です。自動車運転技術を巡る自動車メーカーとIT(情報技術)企業の連携がその典型です。
オープンイノベーションがもたらす最大のメリットは、これまで自社単独で進めていた研究開発を迅速かつ効率的に行えると云うこと。
近年、企業の研究開発では、オープンイノベーションの重要性が求められており、自社の努力では解決できない研究開発上の課題に対して、社外から解決策を見つけ、研究開発を効率化するという動きが広がっています。
研究開発に許される開発期間は年々短縮される傾向にあり、投入できるリソースも限定され、「やるべきこと」と「できること」のギャップが徐々に広がりつつあります。そこで、これらのギャップを埋めるため、「外部の知見を活用する」という新たな発想が生まれたのです。
特に、今や目にしない日はないとも云える「IoT」。技術を活用してどう収益につなげるかは、この「オープンイノベーション」が重要なキーポイントとなるでしょう。
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