相場格言では「申年は騒ぐ」としていますが、2016年のここまでの株式市場を振り返ると格言通り、何度も大きな騒ぎ(急落局面)に見舞われています。
年初の大発会から日経平均は6営業日連続安での幕開けとなり、2月からは反騰体制が見られたものの、5月以降は、それまで史上最高値を更新中のマザーズ市場のバイオ関連株が総崩れとなりました。
さらに、6〜7月は英国の「ブレグジット」(EU離脱)により、急激な円高・株安となりました。
とはいえ株価急落局面は、逆にリバウンドを狙う大チャンスでもあります。「暴落後のリバウンドの狙い方」一つで、大きな利益を収めることが可能です。
リバウンドを狙って株を買う場合は、市場全体が急落したときですが、それだけで判断するのではなく、他の指標も組み合わせて、より確実性を高くしたいものです。
それには「新安値銘柄数」を見ることが効率的です。普段は、新安値銘柄数は1ケタの日が多く、たまに数十銘柄程度になる程度です。
しかし、市場全体が急落すると、新安値銘柄が一気に数百まで増えます。そこで、新安値銘柄が数百に上がったら、その翌日に株を買ってみて、そのあとのリバウンドを待つという戦略があります。
また、資金を全部つぎ込むのではなく、まず資金の一部で株を買い、さらに下がったら買い増しをするという分散投資が必須です。
しかし、日経平均の急落ではなく、その銘柄特有の悪材料で大きく下げた場合は、その後にリバウンドする確率は低いです。場合によっては、株価が下げ止まらなくなることもありますので、基本的にお勧めいたしません。
個別的には、チャートの「下ひげ」に注目して下さい。下ひげが短い場合は、株価が反発する力が弱いことを示しており、下ひげが長ければ長いほど、株価の反発する力が強いことを表しています。
但し、株価が高値圏で、下ひげが長い場合は、株価急落のリスクが伴いますので注意が必要です。
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