先日、私用で海外への送金を行いました。その際、海外送金の手数料を行員に聞いても、気まずそうな表情でその行員から、はっきりした回答を得られませんでした。
通常、送金手数料は窓口で申し込むと1件当たり定額の6000円が掛かります。また、国際送金はグローバルな金融機関が中継ぎするので「リフティングチャージ」という中継料金が掛かります。送金額の0.05%で、300万円以下では一律1500円です。
さらに送金を受け取る側の銀行から手数料を請求されます。基本的にその金額を窓口で教えてもらえないので、着金後に再び窓口を訪れ不足分を支払うことになります。数千円掛かることもあります。
こうして合計すれば、1万円送るのにほぼ同額の1万円が手数料で消える計算になります。さらに着金までの期間も不明であり、送金する側の不満は強いです。
このような国際送金を取り巻く状況が一変する可能性が出てきています。金融にIT(情報技術)を活用した“フィンテック”の登場です。
ブロックチェーンという最新技術を使った安価な送金サービスで、1万円の送金なら送金コストが10分に1の100円程度の手数料で済みます。
次世代決済インフラが今後、どのような成長を遂げるのか、フィンテック登場で時代遅れの海外送金業務にも地球規模の経時変化が起きる可能性を感じます。
2017年はフィンテック革命が進みことになるでしょう。
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