今年は、兜町の俗諺が「申酉騒ぐ」とセットにして伝えるペアリング片割れの酉年です。昨年2016年は大発会から半年間株価がダラダラと下げ続けて大騒ぎしましたが、今年17年は大きな上昇も見込め、騒々しい一年になりそうです。
酉年は戦後5回ありましたが、1957年こそ神武景気特需の退潮で下落となりましたが、他の4回は全て上昇相場となっています。その平均上昇率は22.3%にも達します。
過去の酉年相場を検証すると、海外勢の動きが精彩を放っています。1969年は「いざなぎ景気」を根底に米投信買いで大幅上昇、81年はサウジアラビアの「オイルマネー」が圧倒的な購買力を見せ、1993年は欧米系の海外?の買いで、日経平均は前年の1万6千円台から2万円に乗せました。2005年は小泉政権への改革期待から外国人投資家が年約10兆円、当時過去最高の買い越しを記録しました。
本年の酉年は自民党が早々と総裁任期の延長を決め、安倍政権長期化の方策を立てたことで、安定的な政治基盤が外国人投資家に評価され、大きな上昇相場が見込めます。
また、海外を見ても3月にオランダ総選挙、4月に仏大統領選挙、秋には独連邦議会選挙と、欧州は選挙の年で、お隣の中国は5年ぶりの共産党大会を開催しますが、皆様もご存知の通り選挙の年は“株高”が必至です。
2017年酉年相場は、日経平均株価は前年の大納会の1万9114円からの、年22.3%上昇なら2万3376円どころへの飛躍が期待できるでしょう。
さあ、明日4日から期待の酉年相場のスタートです。
近々、例年恒例の“新春お年玉銘柄”を発表します。
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