1987年の国鉄の分割・民営化から今春で30年を迎えます。64年の東海道新幹線開業時に、時速200キロ超、東京―大阪間3時間が実現し、日本の高速鉄道時代が開幕しました。
民営化後の30年間に急速な進化を遂げ、今や技術的には完成の域に達しています。キーワードは高速化・標準化・軽量化です。
現在は、時速300キロの走行能力で東京―大阪間は2時間半に短縮され、ドア位置と座席数が統一された16両編成の列車は1編成の重量を1000トンから700トンへ軽減され、大幅な省エネルギーも実現しました。
進化の出発点は、東海道新幹線の維持発展を使命とする東海旅客鉄道(JR東海)の誕生と云えます。東海道新幹線が生み出す可処分資金は年を追って増加し、今や1年に5000億円を超えています。
時を同じくして、会社発足以来、開発を進めた超電導磁気浮上リニア鉄道(リニア)の技術が完成しました。リニアの特長は時速500キロの超高速で安全・安定的に走行する性能にあります。
当面、2027年の東京―名古屋間の開業を予定しており、その後10年で大阪までの開業を目指します。
東京―大阪間を最短67分で結ぶことになれば、それはメガポリス(超巨大都市)の統合一体化を一層密にする機能を発揮し、21世紀の日本に新たな飛躍と高い経済効果を生むことになるでしょう。
リニア関連株は長い注目テーマです。
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