「セル・イン・メイ(5月に売れ)」という格言があります。例年、1〜4月に株価が上昇した後、5月から秋口まで相場が下降傾向になることがあるからです。
しかし、今年はこのジンクスは考えなくても良さそうです。昨秋から年初に大幅に急騰した反動で、一足早く2〜3月に急落となったことで、逆に初夏にかけて戻りを試す展開となることが予想されます。
2〜3月の日米株の急落は、米国の金融引き締め観測や貿易戦争懸念によるものでしたが、日米とも企業収益は堅調そのものです。
日本及び米国の景気拡大期間は19年に過去最長になる見通しです。今後、市場の関心は景気や企業業績に移っていきます。
4月後半から始まる3月期決算の予想も最高益更新が予想されており、日本企業の稼ぐ力を評価する強気相場は目前に迫っています。
海外投資家の日本株の投資意欲に回復の兆しも見えてきました。海外投資家は1月第2週から11週連続、累計で3兆1073億円も売り越していましたが、3月第5週から現物株を4週連続で買い越してきています。
日経平均株価の予想PERが12倍台に低下し割安感が台頭しており、平均的な15倍台に回復するだけで、株価はここから2割ほどの上昇となります。
「株価はファンダメンタルズを映す鏡」と云われます。日本株が上昇トレンドに回帰するのは早いでしょう。
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