五輪以上とも云われる一大イベント「サッカーワールドカップ(W杯)」。ロシア大会まであと2か月に迫ってきました。
4年に1度のW杯は、スタジアムなどのインフラ整備やイベント収入などにより、開催国経済に好影響を与えるだけでなく、優勝国にも同様の影響を与えます。
自国代表が勝ち進めば、グッズ販売や観戦時の飲食需要などに弾みがつき、消費を刺激して景気を引き上げる効果があります。
過去のW杯を検証すると、1990年以降に開催された7大会の優勝国の実質国内総生産(GDP)は、いずれも前年度から上昇傾向にありました。
勿論、株式市場にも刺激を与えます。近年、最も有名なのが「ジョホールバルの歓喜」です。1997年11月16日にマレーシアで行われたアジア最終予選で日本代表がW杯初出場を決めると、17日の日経平均は約1200円も上昇しました。当日に北海道拓殖銀行の破たんという悪材料があったにも関わらずです。
スポーツイベントが盛り上がれば、結果と株価に相関関係がみられることが分かっています。2月の平昌五輪では、羽生選手が金メダルを獲得した直後、所属するANAホールディングスの株価は今年最大の上昇を記録しました。
賞味期限付きの一過性の材料ではありますが、流動性の小さい中小型株への影響は重視せざるを得ません。今後、日本市場でも本番に向け関連銘柄の物色が活発化するでしょう。
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