トランプ大統領は大のテレビ人間で毎日何があっても欠かさず見ているそうです。テレビで見たことを真に受けるところがあり、テレビドラマやリアリティー番組に描かれる世界が、そのままトランプ氏の世界観になっているとさえ云われています。
一方で、ほとんど本らしい本を読んだことがないとも云われています。米国の大統領にしては異色の存在です。
大統領が、テレビで小耳に挟んだ情報を基に国際情勢を判断しているのであれば、米国は大丈夫?と多少なりとも不安がよぎります。政権運営がメチャクチャな中で、米国民が大騒ぎしないのは、米国経済が好調だからです。
雇用状況を見ても、米国の失業率は昨年10月時点で4.3%と、日本かと見間違えるような数字となっています。人材の流動が激しい米国で、この数字は“完全雇用”とも云える状況です。
また、米国のGDPの7割(日本は6割)を占める個人消費で見ると、10月の小売り売上高は前月比プラス0.8%となっています。因みに指標は多くありますが、米国では小売り売上高は雇用統計と並び最も重要視される指標なのです。
さらに株価は、今年波乱があっても$2万4000前後を推移しております。市場は、もはや「オオカミ少年」と化したトランプ大統領の経済政策に期待していないのでしょう。
これだけ無能ぶりをさらけ出しているトランプ大統領に不平不満が高まらないのも、ひとえにこうした好調な経済が支えているからなのです。
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