4月3日のこのコーナーでお話をしたように外国為替市場で、円安・ドル高の流れが見えてきました。
中東情勢を巡る過度の警戒感が後退、さらに21日には北朝鮮が核実験の中止を発表したことも伝わり、地政学リスクも後退しました。
4月に入り、ドル売りポジションを手じまう動きも緩やかに続いています。また、ドル以外のユーロや英ポンドなどに対するポジションを見ても「円安圧力」は強まっています。
4月27日には南北首脳会談があり、「韓国と北朝鮮が融和的な関係を懸命に主張しそう」との見方もあり、地政学リスク後退と共に、リスクオフの円高シナリオは失速しました。
新年度に入り、機関投資家は「円高局面で為替ヘッジなしで外債買いに向かおうとしている」のは、1ドル=105円を超える円高にはならないと見ている根拠です。
しかし、110円台に入ると、投機筋や輸出企業のドル売り圧力が強まると見られており、当面はトレンド持続力が試される局面が続くでしょう。
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