某ファンド会社(R社)が1990年以降に社名変更した企業の変更後1年の株価騰落率を調べたところ、東証株価指数(TOPIX)を9%上回ったことが分かりました。
しかし、「上昇銘柄」は550社で、「下落銘柄」の770社を下回っております。上昇銘柄の高いリターン(約6割高)が、下落銘柄(約3割安)を補填しており、いかに成長銘柄を見つけ出すかが、重要となってきます。
急成長期に事業の多角化やM&A(合併・買収)を進めた結果、社名変更に到る企業は多々あります。直近数年の業績と対比して推測することが重要です。
また、社名変更と云っても「漢字社名」「アルファベット社名」「カタカナ社名」など色々ありますが、過去10年を検証してみると、漢字社名の上昇率が1.2倍なのに対し、それ以外は2.5倍でした。
アルファベットなどへの変更は海外進出を狙っていることや若い企業が多いことから、投資家の印象が良いようです。
「日本」を社名に冠した企業の株価推移も調べて見ると、日経平均株価を約2割下回っておりました。日本郵船や日本金属など重厚長大型の封建的な企業が足を引っ張っています。
単刀直入に言えば、社名に「日本」の付く企業は相対的に市場の評価が低く、社名に漢字を使わない企業の株価上昇率が高いことが分かりました。
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