訪日外国人旅行者数が増え続けています。観光庁の発表によると、2017年は過去最多の2869万人で、今年も上半期(1月から6月)で1589万9000人と前年を16.5%も上回っており、このペースなら年間で3000万人を突破しそうです。
インバウンド経済も右肩上がりの展開で、2017年の訪日外国人の旅行消費額は4兆4162億円、前年比17.8%増で過去最高となっています。
今年前半の1人当たりの旅行支出は14万4000円となっており、このペースでいくと、2018年も昨年を上回る過去最高のインバウンド特需が見込まれます。
直近(4〜6月)の消費額は、(1)中国3620億円、(2)台湾1502億円、(3)韓国1302億円、(4)米国846億円、(5)香港819億円となっており、消費の内訳は「買い物代」が最も多く、3893億円でした。
インバウンドの購入率の上位は、(1)菓子類、(2)その他食料品・飲料・酒・たばこ、(3)医薬品・健康グッズの順で、購入場所は、(1)コンビニ、(2)空港の免税店、(3)ドラッグストアの順となっています。
昨今の空港の免税店での売れ行き商品は「電子たばこ(加熱式たばこ)」が一番人気で、日本製の化粧品や美容家電、ウイスキーも好調です。中国国内の喫煙環境が厳しくなっていることと、中国人は新しもの好きで、日本を訪ねる家族や親せきに最新グッズを買ってきてもらうケースが多いようです。
インバウンドが急増し始めたころの中国人観光客の爆買いは影を潜め、本当に欲しいものを吟味して選ぶようになっています。
まだまだインバウンド特需は続きそうです。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!