海外での日本食ブームに続いて、日本酒が大人気です。2017年の貿易統計によると、清酒の輸出数量は2万3482キロリットル、輸出金額は186億7918万円に上り、いずれも8年連続で過去最高を更新しています。
国別の輸出数量ランキングでは1位がアメリカで韓国、中国と続きます。美食の国として知られるフランスやイタリアでも、2015年の万博で日本酒の認知度が一気に広まり、イタリアは前年比約20%増、フランスは同60%増と輸出量が確実に増えています。
アメリカで人気の日本酒は、にごり酒や貴醸酒など、見た目でも楽しめる酒が好まれています。アジアでは香りが強く、フレッシュな吟醸系の酒が人気です。ヨーロッパでは複雑で熟した風味の山廃や古酒が飲まれています。
また、アメリカや香港では、日本酒独自の飲み方である「燗」も広まってきています。燗を扱うお店は連日大人気のようです。
アメリカでは日本酒の現地生産も進んでいます。アメリカ産のコメを使用し、醸造装置はワインやビール用を転用、醸造技術も独学ではありますが、ここ数年で酒質もかなり上がっています。ホップで風味づけするなど自由な発想の日本酒もあります。
海外から注目される日本酒。日本の酒蔵メーカーも来年以降、海外に大規模な酒蔵を造る予定で、今後ますます日本のSAKEが世界に広まっていくことになるでしょう。
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