昨今、欧州では次世代の都市交通対策として、小型無人機(ドローン)や自動運転の技術を活用した「空飛ぶタクシー」の実証実験が活発化しています。
日本では空飛ぶクルマと呼ぶことが多いですが、欧州では免許を持つ運転手や操縦士なしでも乗れる交通機関として「ドローン・タクシー」と呼ばれています。
空飛ぶタクシーは、ドローンや無人運転、あらゆるものをインターネットにつなぐ「IoT」など次世代技術が多く使われています。
欧州では、米中に対抗する代替案を示すことを目標に産官で開発が進み、EUが進めるスマートシティーの研究開発事業「欧州技術革新パートナーシップ(EIP)」では、空飛ぶタクシーなどの「都市航空交通」が基幹技術に位置付けられました。
EUは6月、「地上の都市交通は飽和状態であり、3次元の新たな交通手段を模索する必要がある」として、スイスのジュネーブ州を空飛ぶタクシーの実現可能性調査のモデル地域に選択しました。
スイスは加盟国ではありませんが、渋滞解消に向けた車の乗り入れ規制やカーシェアリングなど先進的な試みの実績があるためです。
調査は空飛ぶタクシーの実用化に向け、産官学の専門家が安全性や経済性、法制度などを分析し、年内に調査結果を統括します。
来年3月までに評価作業が行われ、実現性が認められれば、20年末までに実際の試験飛行が行われる公算です。
次世代交通「空飛ぶタクシー」に注目!
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