現金のやりとりなしで買い物ができる「キャッシュレス化」が世界的に進んでいます。本格的な「お財布不要」の時代が来るかも知れません。
日本のキャッシュレス化比率は最新データですと約19%です。韓国の96%、中国60%、アメリカの46%は勿論、インドの38%にも及びません。
日本は治安が良く、偽札も少ない上、ATMなど金融インフラが整備されており、現金決済が便利なためです。さらに、プライバシー情報を第三者に渡すことに抵抗が強い国民性もあります。
しかし、2020年の東京五輪など、外国人観光客向けにキャッシュレス環境を整える目的もあり、政府は27年までに民間消費のクレジットカード、デビットカード、電子マネーによるキャッシュレス決済を40%にする目標を定めています。
キャッシュレス化には、現金を持ち歩かなくてよいだけでなく、取引記録のデータ化でお金の管理が容易になったり、税金の納付などが簡素化されたりするメリットがあります。
店舗にとってもメリットは大きいです。閉店後に毎日行う精算や、つり銭の準備といった作業がなくなります。現金を扱う仕事が手間な上、精神的な負担も少なくありません。
現在のキャッシュレス決済は、クレジットカード、電子マネー、デビットカード、スマホの順で利用が多く、伸び率もクレジットカードが一番ですが、今後はスマホで読み取って決済するパターンが増えそうです。
クレジットカードや「Suica(スイカ)」などの電子マネーは専用端末が必要ですが、QRコードを使うスマホ決済は特別な設備は不要です。
個人商店や屋台など、これまで現金しか使えなかった場所でもキャッシュレス決済が広がる可能性があります。
また、経済産業省が日本でも浸透しつつあるQRコード決済の規格統一に乗り出したのも早急なキャッシュレス化を目指している証です。
キャッシュレス化に注目!
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