人が投資や賭け事をして損失を被ったときの辛さは、同額の利益を手にしたときの3〜4倍になると云います。損をして途方に暮れてしまうのは自然なことなのですが…。
相場は常に上下しています。
投資家心理が一斉に弱気に傾いたときは、むしろ売られ過ぎた株式を購入するチャンスであり、本来は悲嘆に暮れている場合ではないのです。
一般に個人投資家は、利益が出ている場面ではすぐに利食い売りをして儲けを確定しようとする一方、損失が発生すると、一気に悲観に陥り、何もできずにただ相場が戻ることを祈るばかりで損切りが遅れてしまう傾向があります。
こういう時こそ、勇気を奮い起して売られ過ぎの銘柄を探し出し、買い付けるなどの対策を講じなくては株式投資の勝利者にはなれないでしょう。
世界の金融市場は、これからも大きな混乱があるでしょう。相場の下落に直面したときこそ、好機と捉えるか、自暴自棄になってしまうかは、心の働き次第です。
「どこまで下げるんだ」とか、「相場が怖くなった」と思えるときこそ、最大で最高の買い場であることを学習して、「人のゆく裏に道あり、花の山」を自ら実践できる投資家になっていただきたいと存じます。
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