世界は急速にキャッシュレス社会に突き進んでいます。しかし、日本はまだ経済取引の半分以上が現金によるもので、依然として現金志向の高さがうかがえます。
しかし早晩、フィンテックの進展によって大きく変化していくでしょう。まず日常的な支払いの場面では、スイカなどの交通系や、WAONなどの小売り系の電子マネーが高い成長を遂げています。
N総合研究所によれば、22年度には電子マネーの利用額は18兆円と現在の2.5倍超に拡大する見通しです。
特に、残高が一定額を下回るとクレジットカードから自動的にチャージされるオートチャージ機能は大変便利です。わざわざATMまで行き、時には手数料まで支払って現金を引き出す手間と時間、コストを一気に解消してくれます。
スマートフォンの世界も大きく変化してきます。中国の上海やスウェーデンのストックホルムなどでは、現地の方は一切現金を持たず、スマホがあれば財布入らず、という世界に既に突入しています。
さらに、スマホすらいらない世界も近そうです。少額の支払いなら事前に指定しておいた指輪や腕輪型の端末が支払いの手段となる見通しがあります。実際にリオ五輪では米ビザが選手村での支払いツールとして指輪型の端末を用意しました。
いや、専用の端末すらいらなくなるかも知れません。例えば、指を使った認証では、指の指紋の形と、指の中を流れる静脈の形の2つの情報を持ってATMからお金を引き出したり、娯楽施設内で支払いができたりする例が、もう日本でも実現しています。
フィンテックの進展にとり、現金を使わなくなる社会が迫っているのです。
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