画面に触れなくても、スマホを顔にかざすだけでロックを解除できる。この最先端技術を実現しているのが、日本で開発された「面発光レーザー」です。
スマホ内部のレーザー素子から、3万点以上の赤外線が顔面に照射され、反照された光から顔面の凸凹を緻密に測定し、一個人を認証します。
画発光レーザーの発光領域は直径0.02ミリ程度と極細で、微細な密度で並べられています。消費電力も此れ迄の半導体レーザーの100分の1程度です。この画発光レーザーが開発されていなければ、顔認証のような技巧は実現できなかったでしょう。
画発光レーザーが最初に使われたのが、職場などで使用される、近距離ネットワークの光通信です。大容量のデータの相互交流には消費電力が小さく、対応が早いレーザー光源が不可欠でした。
今ではデーターセンターやスーパーコンピューターにも導入されていますが、この先、商業化が促進されるのが「センサーの分野」でしょう。スマホに使われている顔認証機能は先行き、多種多様なセキュリティーに応用されると推測されています。
自動車への転用も見込まれています。例えば、運転席に実装すれば、運転手の頭の部分や運転姿勢を測定し、居眠りなどの非常事態時に自動でブレーキをかけることも可能になります。
画発光レーザーの現在の世界市場規模は約15億ドルですが、2020年にはデータ通信やセンサーの他、ディスプレーや溶接、ガス検知などへの応用も進み、25億ドル超に急拡大すると見込まれています。
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