新型コロナウィルスによる感染拡大はいっこうに止まる気配が見られませんが、過去の歴史を振り返っても決して今に始まったものではありません。ほとんど人類は長きにわたりウィルスとの闘いを展開してまいりました。
古くは14世紀の黒死病(ペスト)、さらに20世紀のスペイン風邪、これらにより数千万人の人が亡くなりましたが、最近でも2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)、2009年の新型インフルエンザ(A/H1N1)、2012年のMERS(中東呼吸器症候群)、そして今回の新型コロナへと、発生の間隔は不気味に短くなってきております。
時代が進めば進むほど、人類が加速度的に経済成長を志向し、傍ら反比例のごとく自然破壊が進んだことから、人間と野生動物の生活圏の距離がどんどん縮小し、結果として新たな感染症が頻繁に発生するようになってしまったのではないでしょうか。
今回の新型コロナウィルスも元々はコウモリ由来で人へ感染したといわれておりますが、コウモリから人間に寄って来ることは考えづらく、取りも直さず人間がコウモリの生活圏にまで開発の手を伸ばした結果でしょう。
ただ、こういう感染症は常にその後の経済社会環境に何らかの変化を強いてきました。今回も明らかに大きな変化をもたらしそうで、今後それに対応できない企業は淘汰されてゆくでしょう。
株式市場はすでにそんな企業を選別し始めており、ワクチンや治療薬が開発されても次の新たな感染症の流行を見据え、この流れは変わらないと思われます。
具体的には第一に医薬、メディカル、さらにデジタル、リモート、ヘルスケアなど、幅広い分野にわたりますが、従来の延長線上ではないSDGs(持続可能な開発目標)にのっとった企業選別が明らかに始まっております。
従って、今回もSDGsに乗る社会貢献型企業を仕込みしたいと存じます。
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