昨日も上下狭いレンジの展開でありました。上に抜けそうで抜けない、かといって下げてきても押し目買いが入り、下値も限定的と申し上げましたが、これは米国市場でも同じ状況ですが、いち早く決算発表に突入したぶん、明けも早いので東京市場の羅針盤になりそうであります。
現状の米国市場でFRBのバランスシートはほとんど横ばいの状態でこちらも日柄調整の真っ只中のようです。
米国の感染者は相変わらず日々増えておりますが、死亡率は横ばいになってきており、時間の経過とともに多少は改善の芽が見えてきたか淡い期待を持ちます。
株式市場を通して考えれば、感染増加、死亡率増加のニュースは更なる金融緩和の追い風となります。
平時であれば、ちょっと景気が悪くなったからといってすぐさま金融緩和とはなりません。時の政権の野党が必ず反対いたします。ただ、今回のパンデミックに至っては誰も文句は言えません。
大統領選挙を控えたトランプ大統領は盛んに資金を拠出していますし、ウォール街には優しくないとされている民主党の候補バイデン氏も選挙での勝利を意識しだしているのか、公約として多額の経済対策を打ち出してきております。ただトランプ大統領に重なる部分もあるようですが、内容については別の機会に触れてみたいと思います。
これらの資金拠出が功を奏し、各景気先行指数は底入れから離陸し始めております。仮にコロナ第二波が来たとしても、最初のようなロックダウンにはならないと思われますし、コロナが解決しなければ財政出動に躊躇なし、金融はさらなる緩和です。
これが今後のバブルの手がかりです。
日本でも更なる追加の給付金の論議が出てきておりますが、最も手っ取り早い景気対策は消費税率の引き下げです。欧州各国が踏み切りましたが、いよいよ日本でも現実味を増してきたのではないでしょうか。
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