新型コロナウィルスによる波乱は、ここのところ世界の投資資金がESG(環境、社会、ガバナンス)に傾きかけていた流れに拍車をかける結果となりました。
そんな中で先日極めて重大な報告記事を目にいたしました。
北半球の異常な暑さが、極寒の地であるシベリアの永久凍土を溶かしているとの報告です。
シベリアといえば筆者の父親も戦争捕虜として想像を絶する寒さの中、過酷な強制労働を課せられ、数多くに捕虜が命を落とした極寒の地でもありますが、この6月に30度を超す気温が記録され、太陽直下では50度を記録したと伝えられました。
この永久凍土が解けることで海面水位の上昇にとどまらず、メタンガスが大量に発生し、このメタンガスは地球温暖化の問題児、二酸化炭素の25倍の悪さをします。
さらに、永久凍土には人類にとって全く未知の、さまざまなウィルス、細菌が含まれております。今回の新型コロナウィルスだけでも全世界でこの大騒ぎゆえ、これ以上の未知のものとなると考えただけで末恐ろしく思います。
また永久凍土といえばシベリアに限らず、グリーンランドやアラスカも含まれます。そこに南極大陸や北極海へと考えを走らせれば、世界的にいち早く手を打っていかなければ人類の存亡にかかわります。
その意味でも、世界を駆け巡る運用資金にESG、特に環境重視の規律に拍車がかかってきたことは最初の一歩であり、さらに推し進めるべき課題であります。
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