昨日の日経新聞で、個人投資家が日本株を2年連続で買い越しているとの記事が載っておりました。遡ること30年を見てもほとんど売り越しており、買い越したのはバブル時の1990年と、それまで売られ過ぎたリーマンショック時の2008年のみで、2年連続は初めてです。
買い越し額も2021年が2811億円で2022年はその2.4倍の6871億円に 増え、リーマンショック時以来の大きさです。
特徴的なのは今まで個人株主と言えば高齢者に偏っておりましたが、少額非課税制度(NISA)を活用しながら資産形成を図ろうとする、賢い若い世代が増えたことも大きいようです。
高齢者世代もバブル時の高値掴みが株価の戻りから解れて、新たな買いの資金として市場に参入して来ており好循環の芽が出て来ております。
今までどうしても玉の大きい外国人投資家に牛耳られていた印象は否めませんが、2000兆円の個人金融資産の内の、圧倒的な額に上る銀行預金から株式へのグレイトローテーションの始まりとすれば、何だかワクワクしてまいります。
米国の個人金融資産は半分が株式、投資信託です。日本は未だ10数%であり、米国の半分ぐらいまで増えるとしても買い余力は200兆円という凄まじい金額です。
50代以上は満遍なく分布しておりますが、そこに40代、30代が増えており年齢的にも投資家層の厚みが出て来ており、益々楽しみになってまいりました。
東京市場の個別物色は旺盛です。本日も積極的に取り組んでまいりましょう。
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