今年のお正月は記録的なドカ雪に悩まされた日本海側と、晴天に恵まれた太平洋側とはっきり分かれてしまいましたが、筆者の住む地域でもきれいな初日の出を拝むことができました。
さて波乱の寅年、五黄土星から、再生の卯年、四緑木星に入りましたが、年初の恒例行事として各エコノミスト、アナリストによる年間の株価予想が花盛りとなる時期であります。
概ね前半が厳しく後半に盛り上がるとの予想が7割ほどで、更に高値予想は3万円オーバーが半数以上という結果でありました。背景には根本となる日本の経済成長が見逃せません。
未だインフレ収束の道筋が不透明である欧米との金融政策の違い、遅れていた新型コロナウィルスからの経済再開が始まったこと、莫大な内部留保を抱えた日本企業のバブル期以降最高の設備投資計画、始まった30兆円の補正予算などから、IMF、OECDでも先進7ヶ国の成長率見通しで日本が1.7%と米国の0.5%を大きく上回りダントツの1位であります。
更に、各企業の解散価値を下回るPBR1倍割れの万年割安との評価を脱するために、東証が本気の取り組みを始めたことも大きく、米著名投資家ウォーレンバフェット氏が昨年も日本株の購入資金1兆円を調達したことも、この構造改革を睨んでのことでもあるようです。
波乱となった昨年末を見て、年初を弱気に考える投資家が増えておりましたが、常に悲観の中から強気相場は生まれます。
東京市場は日銀の金融政策の微修正から為替の方向が変わりましたが、こういう変化の時代に大化け銘柄は現れます。この新しい流れに乗る中核銘柄から仕込んでまいりたいと存じます。今年も宜しくお願い申し上げます。
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