結局、戦々恐々として迎えた日銀政策決定会合は、昨年12月のようなサプライズは無く、イールドカーブコントロール幅も変わらず、量的緩和政策も変わらずで、現状の金融政策を維持しました。
6年間続けた金融政策を昨年12月にサプライズの調整をしたわけですから、もう少し様子を見たいとの思惑だと思いますが、金融機関に対しては貸し出し増加の支援策なども盛り込まれました。
内容が伝わると今まで売られていたものが買い戻され、直近買われていた金融株は急落しましたが、内容に金融機関支援作が盛られていることが伝わると、今度はその売られていた金融株が強烈に戻すという、相変わらず目まぐるしい展開でありました。
黒田総裁は賃金上昇を伴う2%の物価安定の目標実現には、未だ時間がかかると認識しており、従って昨年12月に微調整した金融政策を根強く継続し、同時にこの政策は持続可能であることを強調し、投機筋を牽制することも忘れませんでした。
申し上げている通り、噂で売って事実で買いとなりましたが、結局日経平均も昨年から続くボックス相場の中での動きであり、メディアも大げさに書き立て騒ぎますが、しばらくはテクニカルの中での展開が続きそうです。
日経平均で申し上げれば、これから2万8000円をトライしに向かい、春先に抜けるかまた押し目を入れて来るかの展開であると思われます。従って個別銘柄に資金を向ける戦略は何も変わっておりません。
これから予算が付く国策銘柄は昨日、一昨日といい買い場を提供してくれました。ブレずにまいりたいと存じます。
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