昨日の日経平均は先週末の米国高を受けて高く始まり、終始全般しっかりであり半導体(SOX)指数の大幅反発から、この手の日経平均寄与度の高い銘柄も買われ、船株、金融株もしっかり、新興市場は更に材料株高でグロース市場は2%を超える上昇となりました。
先週日銀の金融政策は変わらずということで決着しましたが、昨年12月から始まった日銀ショックから今日までの下げで大方既に株式市場は織り込み、先週の政策決定会合で底入れのパターンとなりました。
しかも既に米国の長期金利がピークアウトしておりますので、今までの日米の長期金利差からして、仮にイールドカーブコントロール(YCC)が行われなくとも、日銀の設定する0.5%を余り上回らないのではと思われます。
従って、為替の方も米国金利の低下に加え、日本の貿易赤字の観点からも極端な円高にはならないかと思われ130円を挟んだ動きが続くかと存じます。
すると気がかりはこれから本格化する個別の決算発表ですが、先駆ける米国市場は大手テック企業、小売り、金融と人員整理の嵐でありますが、悪材料視されたものがここへ来てあく抜け、整理の後の業績変化を期待して株価は上昇の反応を示しております。
だいぶポジティブになって来ているのではないでしょうか。日本企業の決算発表も恒例で「日本電産」から始まりますが、恐らく良好な数字が伝えられ更に底堅く推移できるものと思われます。
通常国会が始まり岸田総理も所信表明演説で意気込みを語っておりましたが、株式市場にとっては材料山積で国策銘柄を狙いやすい展開であります。
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