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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

空売りが支える株高?踏み上げ相場は短命?

  

 昨日、欧米市場でのヘッジファンドなどの投機筋による空売りの買戻しが急増しているとの記事を目にしました。米ゴールドマン・サックスによると、世界のヘッジファンドによるグローバル株式の買戻しの規模は単日ベースで201511月以来の大きさに膨らんだそうです。

 

 6割が米国株、4割が欧州株でほとんどが損切り覚悟の買戻しであります。米国も強い展開ですが、エネルギー価格の上昇から最も厳しい状態が続くであろうと予想されていた欧州は、暖冬が恵みとなり英国では既に新高値、ドイツ、フランスも後を追う状況です。

 

 このような株高を単なる買戻し、踏み上げ相場はそう長続きしないと眉を顰める投資家は数多く存在します。

 

 「破滅は先送りされているに過ぎない」、米バンク・オブ・アメリカのストラテジスト、マイケル・ハートネットは市場に警笛を鳴らしております。

 

 投資家のリスク姿勢を示す米CNNの「フィア・アンド・グリード」(恐怖と欲望)指数」は2日以降、76まで上昇しエクストリームグリード(超強欲)のレベルまで達し、過熱感を露呈しており何時調整が入ってもおかしくないと…。

 

 東京市場もマクロ、ミクロ要因が強弱交錯する中で、下げそうで下げないのは、何時も日経平均を牽引する「ファーストリテイリング」、「ソフトバンクグループ」、「東京エレクトロン」、「キーエンス」、「ファナック」などの値嵩株が、逆日歩が付くほどの空売りを抱えていることも大いに貢献しております。

 

 東京市場の騰落レシオも過熱状態がありますゆえ、少々調整が欲しいところでありますが、「相場は相場に聞け」の原理原則から申し上げますと、意外と日柄整理ぐらいで出直って来るものとも考えますが如何に…。 

 

 

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