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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

ブレイクアウトはまだ先?森より木を見る戦略。

  

 米国市場も一通りイベントが通過し目先は材料難の時間帯に入りますが、消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の重要指標は、ともに強い数値が報告されております。

 

 ビッグイベントが通過すると各連銀理事の会見が増え、先週末もクリーブランド連銀のメスター総裁、セントルイス連銀のブラード総裁が見解を示しておりましたが、政策金利を従来の想定よりも高く引き上げる必要性を示し、3月の利上げは0.5%が妥当としております。

 

 米国では経済の過熱状態と景気後退が同居するような難しい状況ではありますが、株式市場は意外としっかりした展開であります。

 

 東京市場も米国同様レンジの中で、下げそうで下げない展開が続いており、昨日も25日線すら割れず踏みとどまっております。

 

 メディアに頻繁に露出するエコノミストなどは、既にインフレの長期化から先行きの景気後退を懸念する声が増えており、リセッションは今年の年末から始まるとの意見も出ておりますが…。

 

 東京市場では、今週24日に日銀新総裁、新副総裁による国会での所信聴取がありますが、植田新総裁は既に金融緩和の必要性を強調しており、FRB高官のタカ派発言との絡みからは円安ドル高が進むものと思われます。

 

 従って、様子見を決め込む投資家も多いようではありますが、金融政策の変わらない東京市場にとっては悪い環境ではないかと思われ、現状の日々材料株が上昇している背景はその辺りにあると存じます。

 

 相場は正直!森より木を見る戦略です。

 

 

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