米国市場の乱高下も大きいですね。一昨日はパウエル議長のパネルディスカッションで、先週末の強い雇用統計の数値からタカ派色が強まるかと思いきや、そうはならず安く始まった市場は緩いパウエル議長の姿勢を好感し大幅高となりました。
ただインタビュー途中、雇用統計の強い数字に対し、続くようであればターミナルレートをさらに上げることもとの発言から一気に急落、更に話が進むことディスインフレの始まりに言及すると今度はその発言を好感し再び大幅高、結局265ドル高ですが、上下幅は500ドルを越えました。
3月21日までFOMCはありませんので、その分これから各連銀総裁のインタビューなどが市場を騒がすと思われますが、バリュエーション調整が昨年末で完了している米国市場は、次の展開に移る日柄整理を粛々と進めて行くものと思われます。
その意味では東京市場も同じような展開と思われますが、現状は決算ラリー真只中であり、全体相場とは一味違う個別銘柄には旺盛に資金が動いております。ただ、必ず乱高下が付きますので、細かい波動を売り買いするのもよし、スィングで行くのもよし、振られずにシートベルトを締めて臨んでください。
個人投資家の信用買い余力も増しており昨日も下げ渋り、押し目買いの流れは健在です。騰落レシオの過熱が囁かれますが、調整が入れば絶好の押し目買いのチャンスと思われ、個別銘柄にとっては悪い環境ではないと存じます。
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