米国市場はキング牧師生誕で休場ですが、先週までの米国市場は消費者物価指数(CPI)は強めの数値となり、生産者物価指数(PPI)は弱めの数値となりましたが、PPIはCPIに先行する特性がありますので、市場は冷静に対応したようです。
マクロが出揃ってところでFOMCブラックアウト期間を前に、各FRB高官の発言が気になるところでありますが、市場は既にミクロの各企業の決算発表に関心は移っているようです。
先陣を切って金融機関の決算が発表されておりますが、年末まで上がっていた株価は、発表後波乱の状態となっているようで、日本に比べて高バリュエーションですので、わざわざ米国株までいかなくてもいいのではと思いますが…。
東京市場は一服が欲しいところであります。押し目買いに押し目なしの状況でここまで来ましたが、さすがに昨日の騰落レシオは129まで上昇しており、ここまで牽引した主力銘柄につきましては目先の警戒ゾーンと思われます。
半導体の主力値嵩株は既に回転日数3日を切るところまで来ているということは、一昔前の仕手株の様相です。しかしながら、他方昨日も物色対象は横に広がりを示しており、グロース市場はもう少しと思われますが、小型のスタンダード市場は指数も高値を更新し明らかに資金は動いているようです。
米国に遅れて日本企業も決算発表が始まりますが、先駆けて「安川電機」の前年同月比6%減の決算が発表されましたが、株価は出来高を伴って数字以上に底堅い推移となり、今後の決算発表に期待が高まっております。
よくご相談を受けますが、連日高値を更新している銘柄を買うことはありません。上昇トレンドでも必ず押し目があり、そこで大胆に動けるかが焦点です。もうはまだなりでしょうか、デフレ脳は払拭してください。
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