米国市場は昨年来の利下げ催促ラリーの反動でしょうか、経済指標に悪い数値が報告されると、金利はピークアウトで利下げが近いといいとこ取りをして株式市場は上昇して来ましたが、少々頭を冷やされたのか冷静に景気減速を捉えるようになったと思われます。
マグニフィセント7を中心に高バリュエーションとなっておりますので、調整の欲しいところにADPの民間雇用の減速が伝わり、更に日本の能登半島地震、デンマークの海運大手の紅海での航行停止、更にイランでのテロが偶然にも重なったという構図であると思われます。
突発的な事件は今年も付き物と思われますが、基本は米国経済、米国の金利がどう動くかに起因する物であり、その他は付帯事項であり、それが米国経済のダイナミズムであり、米売市場は米国の事情に収斂して行くと思われます。
昨日の東京市場は一時750円安までありましたが午後になると下げ渋り、引けにかけては押し目買いが健闘し175円安まで戻し、更にTOPIX、グロース市場は前日比高く引け、スタンダード指数は新高値に買い進まれ、昨年末の相場展開が引き続き延長されていると思われます。
そう言えば昨年の大発会も300円方売られ、大発会がその年の安値となり1年を通して7369円の上昇となりました。
年末年始日本だけが長い休みとなりますので、例年起こりがち現象かと思われます。外国人投資家に加え、今年は新NISAからの莫大な資金が入りますので、投資家諸氏におかれましたは休みの間の銘柄研究の成果を発揮すべきところであります。
目先の突発的な事象で大きな買い場を提供してくれています。弊社も昨日から動いておりますが、指をくわえていないで新年の第一弾買いには動き始めていただきたいところであります。
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