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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

逆張り個人投資家に勝機あり。

  

先週末の米国市場は木曜日の強いGDPと金曜日の個人消費支出(PCE)コア指数のインフレ鈍化を示す数値が報告され、投資家心理を支える一方で、利益確定の売りや下げ切らない長期金利が上昇の重荷となりました。

 

決算発表ではインテルの悪い内容が失望され大幅安すると、半導体セクターを中心にハイテク株の1部が売られNASDAQ7日ぶりの反落、耐久消費財、アパレルなどの上昇からダウは連日の最高値更新となりました。

 

今週の米国市場は月末にFOMCが控えることから、為替を含め動きづらい展開が続くと思われ、様子見ムードとなりそうです。

 

東京市場は結果として植田日銀総裁の金融政策変更なしの会見から上値が重い展開となりましたが、話のふしふしに緩和政策の出口戦略が見え、市場は徐々に折込みつつあるようです。

 

日経平均を牽引していた半導体値嵩株にも植田発言以降利益確定の売りが出始め、先週1週間の週足では目先の天井を形成したように思われます。

 

その一方で、今まで蚊帳の外であった中小型株が底堅さを見せ始めております。土曜日の日経新聞のスクランブルのコーナーで、「中小型株、始まる宝さがし」との特集が組まれておりましたが、当欄での見立てと全く同様であり、大型株一辺倒では早晩相場は天井形成に脆いと申し上げてまいりました。

 

中小型株への循環物色が展開されてこそ、息の長い上昇相場となります。そう言えば先週の個人投資家の売買動向で、プライム市場での売り越し額が減少してきたことを報告しましたが、傍ら東証グロース市場では個人投資家が連続して買い越してきております。

 

さあ、これからは逆張り個人投資家に勝機ありと思われます。

 

 

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