米国では大統領選挙イヤーに入りましたが、株式市場での一番の懸念は「もしトラ」、トランプ前大統領が返り咲いたら、更なる保護主義台頭から相当荒れるのではないかとのことです。
今後の選挙戦に向けた候補指名争いがアイオワ州の党員集会からスタートしましたが、ここではトランプ氏が勝利し、それに対しゴア元米副大統領がこの投票結果を過大評価するべきでないと、早速牽制球を投げており戦いは既に始まっております。
トランプ氏は人気の反面アレルギーを起こす層も相当いるようです。かたやバイデン大統領の選挙陣営は再選に向けて、昨年10-12月期に9700万ドル(約141億円)を調達し共和党候補者を大きく上回ったようで、こちらの候補者指名は盤石かと。
さて、東京市場は日経平均6連騰、TOPIX8連騰の後の久々の押し目となりました。朝方からプライム市場が弱い展開のなかで、対局の東証グロース市場は久しぶりに上昇する場面もありましたが、引けではお付き合いよく下げに転じました。
ここまでの連騰で騰落レシオ、移動平均乖離率、オシレーター系指数など、どの指標を見てもすべて過熱状態ですから、昨日申した通り理想的な一休みであり、今後物色対象の広がりにも期待したいところであります。
年明けの連騰はコア指数30(時価総額の大きい順に30銘柄)への実需買いと見られますので、昨年の先物中心から内容は大きく前進していると思われます。今後調整を経てスタンダード、グロースにも波及するのではないでしょうか。
既に個別材料を有する中小型には資金は動いておりますが、中小型株市場は個人投資家の主戦場ですので、全体としてもこの市場に更なる物色対象探索の明確な資金流入が起こると市場ムードは一段と上がると思われます。
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