米国では大統領選挙イヤーに入り、最初の候補指名争いがアイオワ州の党員集会からスタートしましたが、予想外のトランプ氏の圧勝、個人的には女性候補のヘイリー氏が善戦するかと思っておりましたが、2位はミニトランプと称されるデサンティス氏、3位に沈みました。
ヘイリー氏はトランプ大統領時代多くの閣僚が更迭等で政権を離れる際も、トランプ氏と良好な関係を維持しましたが、今回世代交代を強く訴えており、そうなれば米国も新しい時代を迎えるかと期待しましたが…。
米国市場ではマクロ要因は目先一巡、ミクロの決算発表も金融機関からスタートしておりますが、今のところ市場は前向きには捉えておりません。
そんな環境で一昨日にはブラックアウト期間前のFRBウォラー理事が利下げに対する消極的な発言が伝わり、長期金利は上昇、為替もドル高が進み米国市場は調整色を強めたようです。
米国市場を横目に東京市場のザラ場の強さには驚きました。日経コア30銘柄には外国人投資家の大きな買い物が入っているとの市場筋の話ですが、本日の投資主体別売買動向がどうなっているか興味深いところです。
さすがにやり過ぎですかね、昨日の東京市場は620円高まであって引けは141円安の安値引けとなりました。ただこの引け味は目先のチャート形状としてはあまり良くないですが、その中身は先物色が強く、騰落レシオを冷やす意味でも良かったと思います。
従って、大型小型問わず、個別の材料株については押し目買いが結構見られました。今日以降の展開と熟視してまいりますが莫大な待機資金が控えておりますので、あまり押さないのではないでしょうか。それにしても相変わらずボラの大きい相場展開ですが、こういう時に投資家の胆力が試されます。今年は押したら買いでよろしいか存じます。
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