米国では12月の小売売上高が予想を上回り着地、年末商戦が絡んだとはいえ3カ月ぶりの大幅増加、住宅市場指数も住宅ローン金利が01%下落したことで、1年ぶりの大幅改善となりました。
個人消費の堅調さが改めて示されましたので、FRBウォラー理事の発言通り利下げに対する前のめりな姿勢には、注意喚起がなされて当然かと思われます。
長期金利の上昇、為替のドル高、円安は進み株式市場は続落となりましたが、ここまで上昇してきたわりには下落も小さいという印象です。市場は既に来週から本格化する大型テック株の決算に注目は移っているようです。
昨年末のS&P500の構成企業の増益予想は8%の増益でしたが、現状はその幅が大きく減少しマイナスも囁かれておりますので、この内容次第では相応の市場インパクトは想定されます。
米国安は早期利下げ期待の後退ですから、その分東京市場では円安が買いの支えとなり昨日も220円高まで買われましたが、一昨日同様上値を抑えられる形で引けは続落となりました。
注目のTSMCの決算は減収減益でしたが、アナリスト予想の平均値を上回るサプライズであり、生成AI関連のサーバー、並びにアップルのスマートフォン「iphone」向けの先端半導体の需要が好調だったようです。
これを受けて東京市場の値嵩の半導体株は素直に終始しっかりの展開でしたが、この関連はまさしく押し目待ちに押し目なしの状況であり、各種テクニカルを駆使すれば現状での主力銘柄へエントリーは注意したいところであります。
森より木を見れば、動意付いている低位株がわんさか出て来ております。全ては戦略次第、値上がり率上位銘柄を覗けばそこは明らかであります。
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