中国では自国民が自国通貨をあまり信用していないという話はよく耳にしますが、富裕層には特にその傾向が強く、そのほとんどをドル資産で持ち、直近では円資産が特に人気のようです。沖縄や北海道の土地を買い漁っているのも中国人です。
その中国人が昨年後半ぐらいから日本株を買い始め、年が明けてさらに拍車がかかり日経平均連動型の上場投資信託(ETF)に人気が集中し、あまりの過熱ぶりにその売買が数日停止となる有様です。
ETFの取引価格の基準価額(一口当たりの純資産価格)を大幅に上回り、投資家が重大な損失を受ける可能性があるためとしておりますが、こんなことは過去にはありませんでした。
中国では資本規制が厳しく、抜け道はあるようですが普通は個人が自由に外国資産に投資できないため、数少ない日本株投資の選択肢として、日本と中国に相互上場しているETFに注目が集まっております。
同国内でも海外に投資できる資格を持つ機関投資家の中には、日本株の新たな商品の設定を検討し、実際に日本の大手証券に助言を求めているケースも現れております。
外国人投資が大挙して買い始めている日本株に、更に中国国内からの資金も加わって来るとなると、常に日本株の過熱感を考慮しつつも押したら買いのスタンスでよろしいかと存じます。
これまでコア30中心の展開もここ数日物色対象は広がりを見せ始めております。チャンスは益々広がる東京市場かと存じます。
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