米国市場は異彩を放つ強さであります。ほとんどのエコノミスト予想が、米国経済は株式市場が1番嫌う金利高の影響で景気は減速して来るものと考えられていました。
もういいところだろうと言われつつ、「もうはまだなり」の状況でここまで上昇して来ており、各経済指標を示されても、テクニカル理論を振りかざしても史上最高値を見せられては素直に認めるしかありません。
確かに現在の米国市場は大幅利下げ期待と経済の軟着陸期待のいいとこ取りに支えられているようですが、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」の心境であり、時価総額マイクロソフトの3兆ドル、メタ・プラットフォームズの1兆ドルもまさに将来を見て踊っているようです。
東京市場も下げそうで下げない展開ですね。オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが極端紫外線(EUV)露光装置の販売拡大を受けて好決算となったことから、EUV露光の検査装置で圧倒的シェアを持つ「レーザーテック」が大幅高で高値更新となりました。
これを受け何時もの「東京エレクトロン」「スクリーン」、「ディスコ」に至っては、前期比減益、減配を発表しても買い優勢となりました。しかしながら個人投資家にとっては、この辺りの3万円、4万円の値嵩株は既に指標として見ている株になっているようです。
売買代金は極端に大きいので、アルゴリズム取引の格好の対象でもありますが、日々の値上がり上位銘柄にはずらりと材料株が並びますので、個人投資家はこちらの土俵が適所かと存じます。
昨日投資主体別売買動向がでましたが、1月に入り新NISAが始まっているにもかかわらず個人投資家は1兆3前億円の売り越し、現物市場で外国人投資家は1兆5千億円の買い越し、連日お伝えしておりますが複雑な思いであります。
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