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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

石破政権の支持率は上昇しそうですね。

  

ほとんどの市場関係者が心配していた今回の日米首脳会談でしたが、石破総理の口からアジア版NATOだとか日米地位協定の話題だとか、何かやらかすのではないかとの懸念もありましたが結果はサプライズの成功だったようです。

 

首相官邸、並びに外務省のきめ細かな事前準備と、何よりも通訳を務めた外務省の高尾直氏、第1次トランプ政権時代に通訳として安倍元首相とトランプ大統領の蜜月関係を支える役回りを担い、トランプ大統領の信頼も厚く「リトルプライムミニスター」(小さな首相)と称されました。

 

更にはトランプ大統領の長女のイバンカ氏からも信頼を寄せられ、「スーパー通訳」とも呼ばれました。石破総理の日本語を英語に訳し伝え、その高尾氏の言葉に大統領が何度も笑みを浮かべており、石破総理の堅い表情とは対照的でした。

 

石破総理は今まで以上の米国への投資を説明しておりましたが、日米の利害が一致したのはエネルギー問題です。日本はエネルギーの大半を海外に依存しておりますが、米国の天然ガスの更なる輸入はある意味渡りに船であります。

 

日本は天然ガス輸入量の8%をロシアから輸入しており、脱ロシアを掲げる手前、西側諸国のどこかに輸入先を変えたかったのが本音です。トランプ大統領の「ドリル・ベイビー・ドリル」が日米の利害の一致を招いたようです。

 

更に、懸念のUSスティールの買収問題も、結論は当欄では当初から指摘しておりましたが、会社名にUSが付いていなければ買収は実現していました。大統領も支持層の白人労働者を考えると、US(スティール)を日本(製鉄)が買収では心情的受け入れ辛かったかと思われます。

 

ただ過半数を超えない投資というのもある意味玉虫色です。50%を取得しなくても仮に40%の取得でも大株主としての意見はほとんど通るでしょう。更に再三申しております通りUSスティールも大歓迎であり、両社許容範囲の最大公約数であったと思われます。石破総理の支持率は事務方の努力で上昇しそうです。

 

 

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