昨日米国ではFRBの1月28、29日のFOMCの議事録が発表になりましたが、その中でFRBがバランスシート縮小(量的引き締め、QT)の減速もしくは一時停止を検討していたことが明らかになりました。
マスク氏率いる政府効率化省帆透明感から今後の国債発行計画が不透明であることから、状況がより明確になるまで市場の流動性を正確に把握することが課題であるとの見方が浮上したからでありますが、株式市場にとってはポジティブ材料ですね。
それにしても今週は中央銀行の関係者の会見以外は殆ど材料難です。ただ、ウクライナ情勢は当事者以外の動きが慌しくなって来ており、来週には英仏首脳がワシントンを訪問します。
米ロ会談の席に当事国ウクライナが出席しておらず、力による領土の拡大を許すのかとの議論もあり賛否両論甚だしい状況ですが、良くも悪くもとにかく停戦が現実味を帯びてきたことは歓迎すべきとの立場を取ります。
ガザでもウクライナでもこれ以上殺戮が繰り返されることを、まずは第一に止めてもらいたいと考えます。
さて、東京市場は内田日銀審議委員のタカ派発言から円高が止まりません。昨年12月以来の149円台まで進みましたが、日銀は物価高を抑えられる、金融政策の正常化が近いとでも思っているのでしょうか。
欧米の株式市場が高値を更新している中で、日本だけが取り残されている現状を肯定するのでしょうか。株式市場を蔑ろにしているとは思いませんが、お役人様の考えることはわかりません。
昨日も申し上げました通り、全体感はそこそこに見とけばいいことで、個別銘柄はしっかり上昇トレンドを出す銘柄が明らかに増えております。安いところを買えばいいというものではなく、出来高とファンダメンタルズ、トレンドを精査すれば自ずと見えて来ます。
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