米国市場は材料難の中でもS&P500は新高値となりました。牽引したのはマグニフィセント7ではなく、目立ったのは「インテル」の急伸であり、明らかに物色対象は変わりつつあります。
ブルームバーグによると、台湾TSMCがインテル工場の運営権の取得を検討していることと、米ブロードコムがインテルの半導体設計及びマーケティング事業買収について、アドバイザーと非公式の協議を行っていると伝えました。
米ブロードコムはインテルの設計部門を買収し日本のラビダスに持って来ることのようで、昨日は東京市場でも連想買いから半導体電子部品株に資金が向かっておりました。
ただ材料には資金は向かいますが、全体感としては東京市場の体たらくは甚だしいですね。強いのは米国市場だけでなく、2期連続マイナス成長のドイツを中心とした欧州経済の悪さからは想定できない欧州市場の新高値連発です。
ドイツ、フランス、英国だけでなくイタリア、スペイン、イスラエルなども続々と高値を更新しております。かたや日本はここまでの決算内容を見ると、概ね好調な内容が並びEPSは2500円を超えており割安感の際立っております。
この摩訶不思議な展開はひとえに金利で説明できます。欧米各国が金利を下げる方向にある傍ら、日本は金利を上げる方向にあります。昨日も日銀の審議委員が今後の金融政策にタカ派のコメントを行い相場を冷やしました。
既に長期金利は15年ぶりの1.43%台となっており、これでも利上げが必要なのかと首をかしげます。どうも日銀には金融正常化という錦の御旗と物価高は円安が原因と考えているようです。為替の行方を金融政策で動向しようとは言語道断と思いますが。
それでも下値は堅く物色意欲は旺盛ですから、必然的に好業績材料株に向かいます。機関投資家の買いからトレンドが出始めた銘柄も散見され、個人投資家にとっては悪くない展開かと存じます。
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