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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

一強の米国経済が変調?

 

世界で一強と言われている米国経済に多少曲がり角に来ているのか、先週発表の経済指標に怪しい数字が出て来ているようです。敏感な株式市場はそれまで高値を更新しておりましたが、先週末、更に週明けとリスクオフの展開となっております。

 

市場を牽引していたマグニフィセント7ではアップルが75兆円の投資を発表し好感されましたが他の6銘柄は軒並み安、更に悪い地合いに追い打ちをかけたのが、個人消費のウォルマートと防衛のパランティア・テクノロジーの下落です。

 

ウォルマートは米国のGDP7割を占める個人消費の象徴銘柄であり、決算内容は市場の期待に沿えず、更に世界的防衛費拡大が叫ばれる中で、米防衛予算の削減をヘグセス国防長官が示唆したことでパランティア・テクノロジーが、ともに直近市場の牽引役になりつつあっただけに市場インパクトは大きかったようです。

 

さて米国ではミクロの決算では本日のエヌビディア、更にマクロでは1月の個人消費支出(PCE)価格指数が何よりも注目であり、日本でも2月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)の発表が控えます。

 

昨日もザラ場の動きの中で為替の乱高下で日経平均も売られたり、押し目買いが入ったりとの展開でありましたが、日米ともにマクロ指標は鈍化が想定されており、その数字によっては未だ乱高下は付きまとうかもしれませんが…。

 

日経平均は半導体株が冴えないともたつき易いのですが、マグニフィセント7が下落し、半導体(SOX)指数が大幅安となれば尚更です。ただし、ここまで調整している半導体値嵩株が更に売られるとは思えませんので、かなり日経平均もレンジの下限に届いたと考えます。

 

日本の企業はここまでの決算から決して悪い数字ではありません。EPS2550円をはじき出し、純利益は60兆円で過去最高、場味に流されずに冷静に現実の数字を追いかければ、自ずと答えは出て来ると存じます。

 

 

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