米国では長く続いた政府機関閉鎖が終わるようです。つなぎ予算が一部民主党の協力により上院で可決しました。FRBパウエル議長は二言目にはデータ重視と連呼しておりましたが、政府機関から公のデータが公表されない状態で、民間データのみでの判断は不十分でした。FRB内でも意見が一層分かれる状態から前進しそうです。
各企業の決算発表も概ね好調な決算が報告され、市場を牽引するマグニフィセント7の決算も足元好調ですが、巨額の投資を回収できるのかが現状の焦点とされ、未上場のオープンAIに巨額の投資が集まる中でもその関係も、主役はマイクロソフトからアマゾン、更にオラクルと巨額投資をする者も各社流動的になっております。
投資をしなければスタートラインにも立てない、「回収できないかもしれないけれども、走り続けなければならない」との言葉を発した、メタのマーク・ザッカーバーグの言葉が象徴的です。
巷でのバブル論には否定的です。一つの産業革命が始まっている歴史を鑑みればこのぐらいでは終わらないと思われ、オープンAIに投資は出来ませんが、頭を柔らかく周辺銘柄にはまだまだ押し目買いスタンスでよろしいかと存じます。
東京市場も米国高を受けて日経平均は一時600円高までいつもの値嵩株数銘柄で買われましたが、引けまで持たず逆に68円安で引けました。目先はこのセクターは調整とみてよろしいかと存じます。
無論、昨日好決算を発表したSBG(ソフトバンク・グループ)が本日再び騰勢を強めるか、更に米国でのエヌビディアの決算も注目ですが、一般投資家におかれましては、あえてこの水準から関連銘柄に乗らなくてもと思います。
東京市場は高市総理の成長戦略という近年稀に見る好材料が始まりましたので、値嵩株でリスクを取らなくても十分狙える国策銘柄が存在します。決算と合わせ精査し仕込んで行きたいと存じます。
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