東京証券取引所が検討している株式取引時間の拡大を巡り、証券業界で賛成派と反対派の意見が平行線をたどっています。
対面販売が中心の大手証券からは慎重な意見が出る一方、インターネット証券は賛成する声が多く、議論は紛糾したままです。
現在、東証の取引時間は午前9時〜11時半、午後0時半〜3時の計5時間でロンドン証券取引所の8時間半やニューヨークの6時間半などと比べ短いのです。
東証は今年に入り、有職者研究会を設置し取引時間拡大の検討を始めました。
具体策として、午後9時〜11時の「夜間市場」と、午後3時半?5時の「夕方市場」の2案があります。
ネット専業の証券会社は、夜などに取引時間を拡大すれば、日中は仕事で取引ができない会社員などの参加が期待できるとして、歓迎ムードですが、対面販売の大手証券は、時間拡大に伴うコストに見合うだけの効果があるのか、と拡大に反対です。
国際的な取引所間競争が激しさを増す中、東京市場の使い勝手を良くする取り組みは急務です。証券業界の関係者は、投資家のニーズを見極め、日本経済にメリットのある取引時間を打ち出す必要があるでしょう。
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