さて、2016年の世界がどうなっているかを少し考えてみましょう。
未来を予測することほど難しいものはありませんが、統計学によれば、将来を予測するもっとも確率の高い方法は、明日は今日の延長で、来年は今年の延長だと考えることです。
2016年の日本市場を占う上で、過去4〜6年間の日経平均の値動きを追うと、市場全体の特徴が見えてきます。
まず、年の前半は概ね上昇し、夏前くらいからは低調、10月から年末にかけドーンとハネ上がります。例外もありますが、ほぼこのような値動きになっており、今年16年も同じような株価推移となりそうです。
また、16年は日米政局にまつわる3つのポイントを脳裏に刻んでおくことが重要です。
11月8日の米大統領選は2期にわたるオバマ大統領が退陣し、民主党から新たな候補者が出馬します。12月16日に約9年ぶりの利上げに踏み切った米国経済をさらに活気づかせる政策が焦点となります。
7月には参院選が予定されていますが、アベノミクス成長戦略の進捗が問われます。1億総活躍やTPPなど国策が注目されます。
17年4月の消費税増税の最終意思決定の秋には、国内の経済状況を判断し、凍結か、増税実行かの決断をすることになりますので、国内は経済優先の国策頼みの相場が続くでしょう。
このように米国株は11月の米大統領選への期待から年末に向け尻上がりとなりそうで、日本も米国に引っ張られるように翌年の酉年に向けて年末高となるのではないでしょうか。
2016年申年に飛躍する『新春お年玉銘柄』を発表します。
参加希望の方は、お早目に03-38668-2801までご連絡下さい。